雪への備え
皆さま、新年あけましておめでとうございます。2022年もよろしくお願い致します。
この冬はラニーニャ現象の影響か、各地で雪が多く降っている印象があります。
岐阜県では、1月13日の夜から14日の朝にかけて雪が降り、岐阜市の市街地でも積雪となりました。
下図のように、最大積雪は岐阜市内にある岐阜地方気象台で10cmに達しました。
私の勤務するテイコクの芥見ビル(岐阜市芥見南山)でも6cm程度の積雪を確認しました。
また、岐阜県高山市の旧市街地でも5年ぶりに50cmを超える積雪となりました。
下の天気図を見てみると、西(中国)に高気圧、東(北海道の東側)に発達した低気圧があり、日本付近の等圧線が南北の縦縞模様に混み合う、典型的な西高東低の冬型の気圧配置であることが読み取れます。
また、高層天気図(下図)で寒気の情報を見てみると、平地で雪の目安となる上空1500m付近で-6℃の寒気(赤線)が日本の南側まで下がってきており、強い寒気が日本付近に流入していることが読み取れます。
※高層天気図については、社員のお天気広場 2018年2月14日 『上空から寒さを見てみよう』にて掲載しておりますので、興味のある方はご覧ください。
ここで少し話は脱線しますが、積雪があると必ずと言っていいほど発生するのが交通障害です。東海北陸道等ではよく、いわゆるチェーン規制がかけられています。
今回の雪では岐阜県内でも立ち往生が発生して、道路が通行止めになるなど、長い期間にわたって影響を及ぼしました。
岐阜県は雪が降る機会が多いので、多くの方が車の雪対策(冬用タイヤへの交換等)をしているかと思いますが、
岐阜県道路交通法施行規則 第12条第4号
積雪又は凍結している道路において、自動車(二輪のものを除く。)を運転するときは、タイヤにチエンを取り付ける等すべり止めの措置を講ずること。
と、積雪・凍結時の通行に関して、法令が定められています。
つまり、積雪、凍結道路におけるノーマルタイヤでの運行は違反となり、違反した場合には反則金(普通自動車の場合は6,000円)が課せられますので注意が必要です。
雪が降ったら必ず雪対策を!対策できなければ車は使わない!という事が大切です。
趣味の小部屋
先日、現場作業で高山市(旧高根村)を通りかかった際に撮った写真ですが、ここは日和田高原といって、標高が1300m以上あるため道路脇には12月中旬なのに既に40cmほどの積雪がありました。
下の写真はその時の御嶽山の様子です。山もしっかり雪化粧していて絶景でした。(左上には彩雲が、また、よく見ると右下の電波塔?辺りに虹がかかっており、なかなか珍しい光景でした)
ここは南側には御嶽山、北側には乗鞍岳(下の写真)を仰ぎ見ることができる絶景スポットです。
この御嶽山や乗鞍岳は、天気が良ければ名古屋や岐阜からも見ることができます。