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2月といえば・・・


  2月と聞いて真っ先に思い浮かぶイベントの1つに、バレンタインデーがあるかと思います。
  バレンタインの過ごし方は世界各国様々ですが、日本のバレンタインに欠かせないものといえば、チョコレートです。

  そこで今回は、チョコレートの原料である「カカオ豆」について少し調べてみました。

  カカオ豆は、カカオの樹の果実の中にある種子のことです。
  カカオの樹は、その学名を「テオブロマ・カカオ」といいます。テオブロマは「神様の食べ物」という意味で、その実は昔、王様や貴族あるいはお金持ちだけの貴重な食べ物でした。


Photo by (c)Tomo.Yun  (http://www.yunphoto.net )

  カカオの樹は、生育条件が限定された植物です。
  赤道の南北緯度20度以内、平均気温27℃以上の、年間を通じて気温の上下する範囲が狭い、高温・多湿な地域で栽培されています。
  主な産地は、西アフリカ、東南アジア、中南米で、生産量世界1位はコートジボワールとなっています。

2012年度 カカオ豆生産量 上位10カ国

 

国名

生産量

1

コートジボワール

165万トン

2

インドネシア

93万6,300トン

3

ガーナ

87万9,348トン

4

ナイジェリア

38万3,000トン

5

カメルーン

25万6,000トン

6

ブラジル

25万3,211トン

7

エクアドル

13万3,323トン

8

メキシコ

8万3,000トン

9

ドミニカ共和国

7万2,225トン

10

ペルー

5万7,933トン

外務省 カカオ豆の生産量の多い国」より

  日本で食べられているチョコレートは、このような国々からカカオ豆が輸入されて作られています。
  しかし、『純国産チョコレート』を目指して、日本国内でカカオ豆の商業栽培に挑戦しているところもあります。

  沖縄県石垣島では、2006年から試験栽培が行われており、2011年には初めて760個を収穫し、2012年には803個を収穫したそうです。(八重山日報より)

  また、静岡県長泉町では、温泉熱を利用した温室設備を整え、カカオの栽培に挑戦しているようです。


Photo by (c)Tomo.Yun  (http://www.yunphoto.net )

  いつか、カカオ豆から国内で作られた、純国産のチョコレートが食べられるようになるかもしれませんね。


  社会システムセンター 交通防災システム部
伊藤 ひろこ