岐阜県　調査・設計・管理・測量・開発のテイコク

ベトナム ダナンの夏

  私は、平成27年5月21日~6月6日にかけて（17日間）当社のグループ会社である、テイコク インターナショナル ベトナム（T.I.V.Co,Ltd）がある、ベトナムのダナン市に滞在しました。

事務所より撮影
トウモロコシのような建物が市役所 37階建　高さ166m

  ダナン市はベトナム中部に位置し人口約80万人で、北部のハノイ・南部のホーチミンに次ぐ第３の都市です。ハノイ・ホーチミンの両都市から共に飛行機では1時間半程度で行くことができます。

ベトナム　ダナン市の位置

  ベトナム第３の都市ですが、バイクで溢れるハノイやホーチミンのイメージとは異なり、交通は大変穏やかな街でした。市内の中心をゆったり流れるハン川には5つの橋があり、朝夕の川沿いは市民の憩いの場所となっていました。

  ベトナムは日本と同じように南北に長く、北部、中部、南部では気候が異なります。
  中部に位置するダナン市に滞在した時期は、日中35℃近くまで上がり、にわか雨が深夜に降る程度で、ほとんど雨は降りません。5月末から9月初旬までは、一年で一番暑い日が続きます。

  そんな暑い中でも、ベトナムの人達は海鮮鍋やフォーなどの温かい物を食べていました。
一般的にベトナムのレストランは屋外にあり、氷を入れたコップにあまり冷えていないビールを注いで飲むのが主流でした。

  日本でクーラーの効いた涼しいところで飲む、キンキンに冷えたビールが、非常に恋しい気分になりました。

  休日には、ダナン市のリンウン・バイブット（Linh Ung Bai But）寺へ観光に行きました。

  そこにはベトナム最大の観音像があり、ダナン市内のどこからでも望むことが出来ます。

そのお寺で目を引いたのは蓮の花です。ベトナムでは国花としています。
日本では、蓮の花の色は白、紅、緑、赤、紫、黄とバラエティーに富んでいますが、ベトナムでは白と紅が一般的です。

  仏教では西方浄土の極楽に、神聖な蓮の池があると教えられています。
ベトナム航空のシンボルマークとしても使われており、馴染み深い花です。そのためベトナムでは蓮の花をモチーフにした建造物が多くあります。
  暑い日中に蓮の花を見ると落ち着いた気分になります。日本の梅雨時にアジサイを見ると少し涼しく感じるのと同じなのでしょう。
  アオザイ（伝統的な衣装）を着た女性は、蓮の花をイメージすると感じました。

  12月～2月頃は朝が冷え込むため、薄手の長袖が必要ですが、それ以外の月は半袖で過ごせるダナンに行かれてみてはどうでしょうか。