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夏の星空と流星群


  夏の夜空を眺めたことはありますか?
はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガ、これら3つを繋げた夏の大三角や、天の川などといった有名な星群が、夏の夜空にはたくさんあります。

  さらにいえば、三大流星群のひとつであるペルセウス座流星群の出現する時期でもあります。ペルセウス座流星群は、2000年近く観測されてきた歴史のある流星群で、毎年7月後半から8月後半にかけて動きが活発になります。火球や明るい流星が多いので流星痕が残りやすく、華やかに見えます。

  夏の星座だと思われがちなペルセウス座ですが、実際は秋の星空を彩る星座です。秋の星空には1等星のような明るい星が少ないですが、アンドロメダ座やカシオペア座、ペガスス座、くじら座などといった神話「古代エチオピア王家の物語」に出てくる登場人物が星座として夜空に勢ぞろいします。神話の物語を知っていると、星座から秋の夜空の深い感慨を感じます・・・・。


夏の大三角と天の川
撮影場所:立山高原ホテル前 富山県中新川郡立山町天狗平


秋の四辺形とカシオペア座
撮影場所:立山高原ホテル前 富山県中新川郡立山町天狗平

  話を戻します。2015年のペルセウス座流星群が極大となるのは、8月13日のお昼と予測され、12日深夜から13日未明、13日深夜から14日未明にかけては、月明かりがほとんどなくなり、観測には良い条件(見頃)になるといわれています。今年だけでなく、来年もペルセウス座流星群を観測するのに好条件が期待できそうです。

  流星群を見るときのポイントですが、光害の少なく辺りが開けた場所を探して下さい。どの方角からも、流星を見ることができます。全天を眺めているだけでも流星を見ることができます。それでもどこかの方角を見たいならペルセウス座の方角かな、と思います。



国立天文台 天文情報センター
(http://www.nao.ac.jp/astro/sky/2015/perseids.html)

  8月でも、夜遅くなると肌寒く感じるかもしれませんので、羽織れるものをご用意ください。それと寝転がって見れば首が疲れません。お勧めです。

2015年の今後の主な天文現象としては

9月27日 中秋の名月
9月28日 スーパームーン
10月22日 オリオン座流星群
12月14日~15日 ふたご座流星群

などがあります。

 今年の中秋の名月は、翌日の午前中にほかの満月より約14%大きく、約30%明るく見えるスーパームーンがあるため、とても大きな月を見ることができます。また、ふたご座流星群はここ数年のうちで最高の観測条件となっているそうです。

どうぞ皆様、星空を眺めてみてください。


  環境ソリューション本部 地質部 
川口 貴司