2018年10月10日

日射量と太陽光発電

今年の7月~8月にかけては殺人的な暑さが続きましたが、9月は秋雨前線の影響もあり降雨が続きました。テイコク本社が位置する岐阜市では、9月の30日間の内、23日間で降雨が観測されました。

降雨が続くと農作物の高騰や、自然災害の発生等、様々な問題が懸念されますが、その一つに太陽光発電による発電量の低下も挙げられます。

太陽光発電による発電量は日射量に依存するため、雨天や曇天が続くと発電量が低下します。参考に、平成21年から平成30年の岐阜市における9月の日照時間を示します。

降雨の影響があり、今年の9月は例年に比べ、日照時間が半分近くだったことがわかり、その分、太陽光発電による発電量は少なかったことになります。日射さえあれば発電を行う便利な太陽光発電ですが、発電量が天候に左右されるのがデメリットとなります。

また、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のホームページでは、日射量データベースを公表しており、地域ごとの日射量を知ることができます。

NEDO日射量データベース(http://www.nedo.go.jp/library/nissharyou.html
図. 年平均全天日射量マップ(1981年~2009年)より

太平洋側に位置する岐阜市は、日本海側に比べ日射に恵まれていることがわかります。

日射に恵まれている地点では、太陽光発電による発電量も大きくなるので、太陽光発電の導入を考えている方は、一度お住いの地域の日射量を確認してみてはいかがでしょうか。

社会システムセンター ダイバーシティ推進室

児玉 光樹

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