少し前の春でしたが、4月21日・22日に滋賀県東近江市の布引運動公園にて、アイドルグループのももいろクローバーZのライブ、「ももクロ春の一大事2018 in東近江市~笑顔のチカラ つなげるオモイ~」が開催され、2日で約3万人の人々が訪れました。
このライブは、地方自治体の協力のもと開催するもので、2017年の埼玉県富士見市に続いて2年目の試みとなります。私も、今年は2日間行ってまいりました。
ニュースでご覧になった方もいるかもしれませんが、この場所は最寄り駅が近江鉄道の大学前駅(無人駅)であるように、交通の便が良いとは言えないような場所でした。
しかし、JRの駅や駐車場からのパークアンドライド方式でシャトルバスを用意していただけた為、大きな混乱は発生しませんでした。
2日とも天候に恵まれましたが、この日は季節外れの暑さとなりました。(開演まで待機する時間がとにかく暑かった…)
最高気温は、アメダス東近江観測所で21日は29.1℃、22日は28.5℃を記録し、会場では熱中症で体調を崩してしまう方も見えました。この日は晴れていたため、気温だけではなく、紫外線も強く降り注いでいました。
夏じゃないから大したことはないだろう?と思う方が多いとは思うのですが、実は春でも紫外線は強いのです。私も、この2日間で日焼けをしてしまいました…
「がんさんのお天気コラム」No.61参考
日焼けを防ぐために使われることが多いのが、日焼け止めクリームです。クリームに、写真のような数字やアルファベットがあることをご存知でしょうか。数字があることは知っていても、意味を知っているでしょうか?
SPFとは、Sun Protection Factorの略で、UV-Bを防ぐ力を示す数値です。目安は20分×数値の時間分(写真の場合は20×50=1000分)の持続力で日焼けを抑制します。ただし、この数値はあくまで時間の目安であり、紫外線の強さではありません。数値が大きいほど肌への影響ももちろん大きくなるので、使用時間によってSPFの数値の使い分けをすると良いです。
PAは、Protection Grade of UV-Aの略で、UV-Aを防ぐ力を表します。+~++++まで4段階あり、+が多いほど効果は強力です。しかし、これも強力なほど肌への影響が大きいです。
テイコクでも外で作業を行うこともあり、また、アウトドアな活動を行うアドベンチャークラブもあり、UV対策とは切っても切り離せない関係にあります。なので、使用用途に応じて日焼け止めを使用してみましょう。もちろんUVだけではなく、熱中症対策もお忘れなく…
また、冒頭で述べたももクロ春の一大事ですが、2019年4月にも開催することが決定しており、開催できる自治体を募集しているようです[2]。我こそは!という自治体がありましたらぜひ応募してみるのもいいと思いますよ。岐阜で開催されることを期待して…
ジオスペースセンター 空間計測部
気象予報士 稲生 秋利
[1]音楽ナタリー https://natalie.mu/music/gallery/news/279224/911813
[2] ももいろクローバーZ http://www.momoclo.net/pub/pc/information/?id=4283