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アフリカ・ウガンダの気候 -季節の変化-

 2013年1月13日に突然、雨季から乾季に変わりました。ここはアフリカ、ウガンダ東部のバレの町。私は、早朝、地平線が砂塵によってくすんでいるのを観察しました。とっさに乾季になったことを確信しました。それほど、急激な現象の変化であったのです。

 
地平線がはっきりしない。乾季の始まりです。

  それ以来、空気はよどみ、日中の気温がいっきに上ったため、体調を崩す人が多くなりました。私は、この砂塵はサハラ砂漠からの砂塵の吹き出しであると思いました。
  それは、西アフリカでハルマッタンと呼ばれている砂嵐です。砂塵の量が多いときは、飛行機も飛べない状態で、当然空港は閉鎖します。そのハルマッタンがサハラ砂漠から遠く離れたウガンダにも影響しているのか、未だ勉強不足のため明らかでないのは、まったく以って申し訳ない次第です。


乾季の間の日中の写真で視界がぼやけています。

  いずれにせよ、アフリカでは気候の変化が急激であるということをお伝えしたかったのです。ちなみに、バレから南西へ約350kmに位置する首都カンパラでは、乾季の開始は2月23日でした。バレよりも一ヶ月も遅い乾季入りとなりました。

  <2013年1月13日 ウガンダ バレ にて>
(一財)自然学総合研究所理事 中条廣義