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流星群仕事納め

  12月に入り、今年もあとわずかとなりました。
流星群の1年の締めくくりを飾る「ふたご座流星群」はご存知でしょうか?


ふたご座流星群の流星の写真
撮影地:国立天文台岡山天体物理観測所
「自然科学研究機構 国立天文台 NAOJ」  より
クレジット:TODA.H & OAO/NAOJ

  この流星群は、流星を初めて見てみようという人にもおすすめの流星群です。
  理由のひとつは、毎年、ほぼ確実に、たくさんの流星が出現することです。ふたご座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と共に「三大流星群」と呼ばれています。夜空の暗い場所で、活動が極大の頃に観察すれば、最も多いときで1時間あたり40個以上の流星を見ることができます。

  もうひとつの理由は、夜半前からほぼ一晩中流星が出現することです。三大流星群のうち、ペルセウス座流星群やしぶんぎ座流星群は、どちらも夜半から未明の時間帯を中心に流星が出現します。しかし、ふたご座流星群は20時頃という早い時刻から流星が出現し始めるため、多くの方々にとって観察しやすい流星群といえます。

  今年の観測条件ですが、月齢条件および極大時刻ともに、ここ数年で最高条件です。極大時刻は日本で夜間となり、ふたご座自体も高度が高いため、観測条件としては最高です。14日日没後から15日未明にかけて、多くの流れ星が見られると思われます。深夜の2時頃には、流れ星が真上から降ってくるように見られるかもしれません。

今年のふたご座流星群の観察に適した日時、時間帯、方向



ふたご座流星群の流星の写真
撮影地:国立天文台岡山天体物理観測所
「自然科学研究機構 国立天文台 NAOJ」  より
クレジット:TODA.H & OAO/NAOJ

  ふたご座流星群で同様の条件が揃うことは、しばらくの間ないため、ぜひこの機会に観測をしてみてはいかがでしょうか。

  その際、できるだけ空が広く見渡せる場所を選んで、空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。空をより広く見渡すほうが、より多くの流星を捉えられます。

  立ったままで長時間観察すると首が疲れるため、レジャーシートなどを用意して寝転がったまま観察するのがおすすめですが、冬の夜は想像をはるかに超えた寒さですので、防寒対策は忘れずに行いましょう。

  環境ソリューション本部 環境部
安東 知紗