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釣り日和「5月と言えば?」という質問に対してあなたは何を思い浮かべますか。 圧倒的に「ゴールデンウィーク」と答える方が多いと思います。5月は気候が良く、岐阜の日平均気温は20℃前後、比較的雨も少なく、旅行するも良し、運動するも良し、アウトドアするも良し。ちなみに私は、アウトドア(釣り)を満喫しました。海(キス・カレイ釣り)、川(渓流釣り)、湖(ブラックバス釣り)に行きました。それぞれに醍醐味があり、どれも捨てがたい所ですが、今回はその中でも渓流釣りについて紹介していきたいと思います。 私が渓流釣りでターゲットとしている魚は、アマゴ、ヤマメ、イワナです。ターゲットを決めて釣るには、魚の習性等を理解する必要があります。そこで、私の渓流釣りのターゲットである、上記3種類の魚の習性について紹介します。 アマゴは、陸封型(河川残留型)の標準和名です。本州東海地方以南の太平洋側に生息し、小型の魚類や水生・陸生昆虫などを食べます。警戒心がとても強い魚です。逆に言い換えると、物音、人影を察知し、すぐに逃げてしまうため、とても釣りにくい魚ということです。 ちなみにサツキマス(五月鱒)という魚がいますが、サツキマスはアマゴの同種で、降海型の標準和名です。秋に降海し、3~6ヶ月海洋生活を行います。サツキの花が咲く5月頃、サツキマスが川に戻ってきます。まさに今が遡上の時期となります。 次にヤマメについて紹介します。 ヤマメは、陸封型(河川残留型)の標準和名です。ヤマメも陸封型、降海型が存在し、降海型をサクラマス(桜鱒)と言います。ヤマメは、見た目も習性もほとんどアマゴと変わりません。見た目で唯一の判断基準となるのが朱点の有無です。アマゴには朱点があり、ヤマメには朱点がありません。また、分布域が本州の関東以北の太平洋岸と日本海側全域、九州の一部になります。 次にイワナ(ニッコウイワナ)について紹介します。 写真5 ニッコウイワナ 川釣りをする上で、数を釣るのが目的という人、大きい魚を釣るのが目的の人、はたまた食べられる魚を釣るのが目的の人、様々な目的があります。 全ての条件を満たすことは、私の経験上、とても難しいことです。それこそ、川を遡上中のサツキマス、サクラマスをピンポイントで見つけて釣るしかないと思います。ですが、ピンポイントで見つけられるほど簡単なことではありません。そのため、日を改め場所を変えて、「今日は大きい魚を釣る日。または、たくさん釣る日」と分けることが、一番無難な釣り方だと思います。 渓流釣りは、沢を釣り上がったり、滝壺で釣ったりと、大自然を満喫しながら釣りをすることが出来ます。時には、野生の動物に遭遇することもあります。鹿には、一年の内に数回は遭遇します。熊にも一度だけ、林道を車で走行中に遭遇しました。 水は綺麗で冷たく、木陰が多いため、夏は最高の釣り場だと思います。逆に解禁直後は雪も多く残り、物凄く寒いですが…。 当然、釣った魚は塩焼きや開きにして食べます。「五月アマゴに鮎適わず」と言われるほど、とても美味です。 ぜひ一度、アマゴ、ヤマメ、イワナを食べてみてください。 ちなみに写真5~7は、ゴールデンウィークに渓流釣りに行った際の写真です。 写真6 アマゴ 写真7 渓谷 ※本コラムは、私の経験、主観等で述べています。厳密な調査等で書したものではありません。
計測ソリューション本部 補償調査部
河田 裕貴 |
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