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ベトナム紀行


ベトナム紀行

  6月12日(木)から6月15日(日)にかけて、社員旅行でベトナムのホーチミンへ行ってきました。

 
ベトナムの位置

  現地ガイドさんの案内で出かけたメコン川クルーズでは、ベトナムの自然を満喫しました。「ノンラー」という円錐形の帽子を被り、現地の人が漕ぐボートに乗ってメコン川をゆっくりと進んでいきます。

  メコン川の水の色は茶色く濁り、両川岸からはヤシが覆いかぶさるように生い茂っていて、トンネルのようになっていました。

 
メコン川の様子

  ベトナムは想像していたほどの暑さではありませんでしたが、やはり蒸し暑く、6月でも半袖で過ごせました。国土が南北に長いため、地域によって気候に差があります。
  今回の旅行先のホーチミンは、一年を通して気温が高い地域で、5~10月が雨季、11月~3月が乾季にあたります。雨季といっても雨が降り続けるのではなく、激しい雨(スコール)が一時的に降ります。

  今回の旅行は雨季に重なっていたので、スコールに備えて傘を常備していました。しかし、実際のスコールの様子を見て、傘は役に立たないことを実感しました。幸い、スコールが起こったのは屋内や車内にいる時でしたが、とても強烈な風雨で、傘を差していたら壊れてしまっただろうと思います。

  現地の人は慣れたもので、カッパを常備しているらしく、雨が降り出すとすぐにカッパを着用し、バイクを走らせていました。


スコール時の現地の様子

  スコールは短時間で止み、その後は一気に晴れ間が広がります。激しい雨が熱を下げるのか、雨が上がった後は少し涼しくなったような気がしました。

  また、ベトナムで驚いたのはその交通状況です。ベトナムでは、バイクが主な移動手段ということで、何台ものバイクが道幅いっぱいに並走しています。日本ほど交通規制が厳しくなく、車間ぎりぎりで走っていくので、ヒヤヒヤしました。

  道路には、信号機もほとんど設置されていないので、歩行者はバイクがひっきりなしに通る道路を、タイミングを見極めて横断しなければなりません。バイクは、歩行者がいても止まってくれず、歩いているところを避けるように走っていくので、ぶつかりそうになっても、決して立ち止まったりゆっくり歩いたりしてはいけないと教わりました。

  ベトナムは日差しが強く、また大気汚染が進んでいるため、現地の方は長袖にマスク姿でバイクに乗っています。マスクは、鼻から下全体を覆う独特の形で、いろいろな色や柄のものがあり、どんなものにするか選ぶのも楽しめそうだと思いました。

  ベトナム旅行はあっという間でしたが、その間にいろいろな発見や感動がありました。日本では経験できない、ベトナム特有の環境や文化に触れることができ、非常に楽しく充実した旅行でした。

  総務部 若松 理恵