8月は太平洋高気圧の勢力が強く、気温がかなり高くなり、8月12日には高知県四万十市で日最高気温41.0℃を観測し、歴代1位の記録を更新しました。
一方、日本海側では、太平洋高気圧の縁を廻る湿った気流により、東北地方や島根県では記録的な豪雨になりました。
岐阜市の8月の日平均気温は、平年を1.3℃上回る29.3℃でした。8月10日には今夏の最高気温38.4℃を記録、猛暑日(最高気温35℃以上)は16日連続、熱帯夜(最低気温25℃以上)は17日間と、猛暑の厳しい8月でした。
県内に記録的な豪雨 - 大垣で1時間108.5mm 県内記録を更新 -
先月は6個、9月は9日までに2個の台風が発生し、今年になって17個が発生しています(平均15.4個)。
そのうち、9月2日に東シナ海で発生した台風17号は、9月4日3時に鹿児島県に上陸、
9時には四国付近で温帯低気圧に変わり、2.25日の寿命の短い台風でした(平均5.3日)。
この時期は日本付近には秋雨前線が停滞しており、台風17号が前線を刺激し活動が活発になり、台風の接近前から西日本の各地で大雨が降りました。また、温帯低気圧になった後も南からの湿った暖気により、西日本から東日本にかけて記録的な大雨が降りました。
県内では、9月4日の昼頃から夜遅くにかけて大雨になり、大垣で1時間雨量108.5mm、上石津で84mm、岐阜でも75.5mmの猛烈な雨が降り、行方不明1名、住家被害、道路の冠水など、大きな被害が発生しました。大垣の雨量は、県内32箇所ある観測所の歴代1位の記録を更新し、県内で初めて時間雨量100mmを越す雨量になりました。
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