岐阜市で15㎝の積雪 ~3月のタイ記録~
3月に入っても、日本付近を通過した低気圧が北海道付近で急速に発達し、北日本では大荒れの天気になりました。
3月9日9時に九州の南と日本海にあった二つの低気圧は、10日9時にはそれぞれ北海道の西と三陸沖に達し、ともに1日で気圧は28hPa下がり、988hPaと982hPaまで急速に発達する爆弾低気圧になりました。
低気圧の通過に伴い、北日本には南からの暖かい気流が入り、10日未明までは雪ではなく大雨となり、東北地方の一部では、3月の1位の記録を更新する日雨量を観測したところがありました。
平成27年3月11日3時
低気圧は、11日には北海道付近で一つにまとまり、さらに発達して気圧は968hPaまで下がりました。このため、日本付近は強い冬型の気圧配置になり、北日本では暴風雪が吹き、大荒れの天気になりました。
県内でも真冬の寒さになり、高山市では最高気温が-0.4℃までしか上がらず、この冬8回目の真冬日になりました。白川村では大雪警報が出され、12日の9時の積雪は3月として2番目にあたる218cmを記録、また、岐阜市でも3月の1位タイ記録にあたる15cmの積雪を57年ぶりに観測しました。
しかし、その後は高気圧におおわれ、3月17日の最高気温は岐阜市で22.3℃、高山市でも20.9℃と、4月下旬から5月上旬の気温に上昇しました。
我が家の庭でも、11日の雪に耐えていたサクランボの蕾が気温の上昇により一気に開花し、花の香りに誘われて多くのミツバチもやってきました。
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