東海地方の梅雨入りのパターンは、5月31日の天気図の沖縄の南にある梅雨前線(停滞前線)が次第に北上して、本州南岸付近まで達すると梅雨入りする例が多く見られます。
6月4日の天気図を見ると梅雨前線は沖縄の南にあるものの、本州南岸付近には見られません。しかし、気象庁では大陸から進んだ低気圧が西日本をゆっくりと進み、曇や雨の天気が続くことが予想されたため、6月2日~6日の間に九州から東北地方までの梅雨入りが相次いで発表されました。梅雨入り直後には、高知県の四万十市で日雨量500㎜以上を観測したのをはじめ、宮崎県、三重県、さらには関東南部でも6月の日雨量の記録を更新する大雨になりました。
さて、今年の梅雨はどうなるでしょうか。
気象庁発表の6月中旬からの1ヶ月予報では、気温、降水量、日照時間とも平年並みと予想されています。大雨による災害がないことを祈るところです。
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