高気圧と低気圧の断面イメージ図
上の図の右側のように、地上が熱せられて空気が暖まると、上昇気流が発生します。その部分は空気が薄くなり、気圧が低く、低気圧ができて天気が悪くなります。
一方、高気圧では低気圧と逆の現象が起き、低気圧で上昇した空気に比べて冷たい空気(重い)が上空から地面に降りてくる、下降気流が発生します。下降気流のところは空気が圧縮(密度が濃くなる)され気圧が高くなり、高気圧が発生します。下降気流では、空気が圧縮されるため温度が上がり、雲は発生せず晴天*1になります。
②5月は太陽から受けるエネルギーが最も多く、気温が上昇します。
地球の気温を上げるエネルギー源は太陽です。太陽からのエネルギーのうち30%が大気や雲で吸収されますが、多くは地表や海面まで届いて、直接地表などを温めています。
一方、温められた地表からは赤外線が放射され、空気を温めます。
例えば、真夏の海水浴に行くと気温は30℃程度なのに、砂浜は素足では歩けないほど熱いことがあります。また、真夏は地表などからの照り返しが強く大変熱く感じます。
春分の日を過ぎ夏至までは、太陽高度がどんどん高くなり、太陽から受けるエネルギーは多くなります。太陽高度が最も高いのは夏至のある6月、日照時間がもっとも長いのは8月ですが、5月は8月と並んで太陽から受けるエネルギーが最も多くなります。
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