6月8日東海地方が梅雨入り‐平年並み‐
日本列島では5月の連休後に沖縄地方が梅雨入りし、6月上旬には九州から関東地方が順に梅雨入りしました。東海地方は平年と同じ6月8日に梅雨入りし、これから約1.5ヶ月の間うっとうしい天候が続きます。
岐阜で5月の最高気温を記録した5月27日の天気図では、梅雨前線は日本のはるか南にあります。しかし、東海地方が梅雨入りした6月8日には中国大陸南部から九州南部、さらには関東地方の南にかけて梅雨前線がのびており、気象衛星画像でも日本列島の南部を東西に梅雨前線に伴う雲(白く見えるところ)があります。
今年の梅雨入りは、梅雨前線が北上するという教科書通りの梅雨入りでした。
梅雨前線は日本の南部から遠くインド洋までつながり、東南アジアの夏のモンスーン(雨季)の一環であり、梅雨前線の活動にはインド洋からの水蒸気の補給も影響しています。
また、前線は南と北の高気圧のせめぎあいにより南北に移動するため、これにより雨の降る地域も変わり、この時期の天気はなかなか予想しにくいようです。
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