4月12日 観測史上2位の最小湿度を観測(岐阜市)
5月は五月晴れでスタートしましたが、4月の半ばを過ぎると朝晩の寒さもなくなり、空気も乾燥し、すがすがしく1年で最もすごしやすい陽気になります。
この時期の天気は、大陸で発生した移動性高気圧と温帯低気圧が通りすぎるため、3~4日おきに晴れと雨が交互にやってきて、空気は乾燥し、1日の気温の変化が大きいことが特徴です。
4月12日の本州付近は移動性高気圧に覆われ空気が乾燥し、岐阜市では過去2番目に低い最小湿度7%を観測しました。この時期は、高温で乾燥した空気でできている大陸からの移動性高気圧に覆われるため、湿度が1年で最も低くなります。岐阜市の最小湿度の上位10位まで すべて3月と4月に観測しています。
岐阜市で最小湿度が最も低かったのは2002年4月5日の6%です。この日は、岐阜市と各務原市の境で山火事が発生し、27時間にわたり山林410haを延焼し、各務原市の約1,000世帯に対して避難勧告も出されるなど大きな被害が出ました。下図は、その日の天気図と気象衛星画像です。
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