紅葉前線が山から里へ
10月中旬から始まった飛騨地方山間部の紅葉は、すでに見ごろを過ぎ、紅葉前線は今月下旬までに美濃地方の平野まで降りてきます。その速度は、1日に標高で50mほど下がってくるとも言われています。
紅(黄)葉の名所として、県内には美濃市大矢田や恵那峡をはじめ「飛騨・美濃紅葉33選」が選定され、岐阜県観光協会のHPで各地の紅(黄)葉情報が掲載されています。また、身近なところにもきれいな紅葉が見られ、去りゆく秋を楽しんではいかがでしょうか。
なお、気象庁の生物季節観測情報によると、岐阜市のいちょうや、かえでの紅葉の平年値は、いちょうの黄葉が11月25日、かえでが11月29日です。11月下旬に向け紅葉が進み、一日一日と冬の景色に変わっていきます。
昨年の紅葉(美濃市大矢田)
*写真提供:(社)岐阜県観光連盟
この時期には、春のようにぽかぽかと暖かい日があり、これを「小春日和」といいます。
小春日和は初春の暖かい日のことではなく、11月から12月初めの頃の、春のような暖かい日のことを指します。しかし、暖房の恋しくなる時期でもあります。
一般的に暖房を入れる時期は、平均気温が10℃を下回り、最低気温が5~6℃になる頃と言われ、岐阜市では冒頭に書いたように11月末の気温が該当します。この頃から3月末まで暖房が離せません。
11月から1月までの東海地方の3カ月予報では、気温は平年並みか、やや低めのようです。天気は、平野部では平年に比べ晴れの日が多く、山間部では平年に比べ、曇りや雨、雪の日が多いと予想されています。
さて、今年の冬はどんな冬になるのでしょうか?
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